「無事是名馬」実践編(ファミリージョッキー)

「無事是名馬」。競馬界ではよく知られる言葉である。
これをファミコンで実践するのに、もってこいなゲームがある。
ナムコットの『ファミリージョッキー』だ。

『ファミリージョッキー』は、馬達に“スピード”や“スタミナ”と
いったステータスがついている。ステータスは、レース場に落ちている
ステータスアップアイテムを取ることで上昇させることができるのだ。
これらのアイテムをうまく取り、巧みな手綱さばきで全16戦を勝ち抜いていく。

ここにアイアンホースという馬がいる。
体力を示すスタミナが4、ケガなどに対する強さを示すガッツが4で、
初期ステータスは最高値である。名前どおりの「無事是名馬」なのだ。
そこで、このアイアンホースで16戦を勝ち抜きたいと思う。といっても、
ただ勝ち抜いただけでは真の「無事是名馬」になることはできない。
そこで、“スタミナ”と“ガッツ”、この二つのアイテムだけを
取っていく。アイアンホースのアイアンホースたる長所を最大限に伸ばし、
名実ともに史上最高の「無事是名馬」を目指すわけだ。

『ファミリージョッキー』では、障害物や競争馬などが敵となっていた。
そこに、レース場に転がるスピードアップやジャンプアップなどのアイテムが、
おそるべき敵として加わるのだ。通常のプレイとは一味違った
戦略が要求されることだろう。

無事これ名馬。単純ながら、そうあろうとするには極めて難しい。
『ファミリージョッキー』で、その難しさを体験してほしい。

ドラゴンクエストマニアックス

【ドラゴンクエスト】
一日で竜王を倒す(宿屋に泊まらなければ夜にならない!)
薬草なし
ホイミなし
たいまつなし
スライム以外と戦わない
竹やりでクリア
宿屋に泊まると、必ず「おたのしみでしたね」と言われるようにプレイ
あいのしるしを取らずにクリア
ようせいのふえを取らずにクリア
王様と話さずにクリア
ギラを覚えたら、それ以降は直接攻撃しないでクリア
パスワードを毎回暗記し、DSなしで脳を鍛える

【ドラゴンクエストII】
ローレシア王子一人でクリア
サマルトリア王子一人でクリア
ムーンブルク王女一人でクリア
どくを治さないでクリア
常にウインドウ枠が白以外の色になっている
パスワードをとらずにクリア(プレイ中は他のゲームが遊べない!)
対戦プレイ(プレイ時間を決めて、経験値orお金を多く稼いだプレイヤーの勝利)

【ドラゴンクエストIII】
勇者一人、戦士3人で始め、レベル20になったら戦士が遊び人に転職する
勇者一人、魔法使い3人でクリア(最終的に魔法使い4人がのぞましい)
おうごんのつめを装備したままでクリア
勇者以外のキャラクターに、すべての職業を経験させる
はんにゃのめんをつけたままでクリア

ダメだしされた要素こそ美味しい。

 かつて、自分のサイトで「ファミコンオールタイトル掲示板」という掲示板を作成していたとき、気になる書き込みを見つけました。それはこんな感じ。

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「三国志:似たような顔の武将ばかりが出てきて、システムとステータスがちょっと違うだけのゲームを何本も作りやがって云々」
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 彼だか彼女だか分かりませんが、何か気に食わなかったんでしょう。しかし、これを読んで遊び方のアイデアに気がつきました。

「似たような顔どころか、同じ顔の武将だけを集めて中国を統一しよう!」

 嫌がらせみたいですねw まあ、似たような顔グラフィックを使いまわしている武将は能力値が低くて大変だとかそういうゲーム的な要素も面白いんですけど、「一族郎党同じ顔」な連中が中国を征服するのも面白かろうと。どこを切っても同じ顔! 金太郎飴みたいで面白いでしょ。

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これを応用すると、『ファイヤーエムブレム』でも“同じ顔”のユニットだけで戦わせることもできます。「おちゃめなふたご」みたいなもんですかね(違

出来の悪い子ほどかわいい

 リフ。曹豹。アルテマ。ゲームジャンルは違えど、どれも弱々しい存在である。リフはシスターが登場するまでの存在にすぎず、武力10の曹豹は一般兵よりも弱いといってよい。アルテマは、触れ込みこそ究極魔法で、ミンウの命と引き換えに入手するにもかかわらず、使い込んだファイアに負けるほどだ。
 そんな彼らの存在が、私は好きでたまらない。ゲーム制作者から放置され、プレイヤーに「使えねえ」といわれるような、弱く、はかない存在が愛おしいではないか。
 彼らにスポットライトを当てたい。彼らと苦楽をともにしたい。そんな思いを持つ人達に、こんなプレイをオススメしたい。

○『ファイヤーエムブレム』 いつだってリフが最強伝説
 薄幸のオヤジキャラであるリフを最強にするためのプレイ。ずばり、「リフのレベルが常に最も高い」状態を維持し続けようというわけだ。例えばリフがレベル10なら、他のキャラはレベル9以下でなければならない。つまり、リフを最強にすると、突出したレベル・強さをもつエースキャラがいなくなるのだ。普段使わないキャラを使いこなし、「レベルをむやみに稼がない」戦略が必要になってくるのだろう。

○『三国志』 人斬り曹豹伝
 光栄『三国志』は、戦闘時、武力の低い武将が高い武将の部隊を突撃で全滅させると、武力があがる。この仕組みを使いこなせば、武力10の曹豹も武力100まで成長させることができるのだ。武力100といえば呂布である。押しも押されぬ中国一のへっぽこ文官である曹豹が、三国無双の存在である呂布と互角に矛を交える…想像するだけでも興奮するではないか。
 なお、曹豹に10000人の兵士を率いさせても、兵士1000人の呂布には間違いなく勝てない。名のある武官にもまず勝てない。このプレイは、いかに曹豹が勝つことのできる相手を見つけるかにかかっている。曹豹のために戦争をする楽しさや切なさを味わってほしい。ちなみに、このプレイは実際にPC雑誌の「ログイン」でも実行されていた。

○『Final Fantasy II』 リアル究極魔法アルテマ!
 全世界待望の『Final Fantasy XII』が発売されようが、ここではアルテマである。サブタイトルが「魔法先生ネギま!」に似ていても気にしないように。
 さて、アルテマ自体はそれなりに強い魔法だが、前述したとおり、アルテマ入手までの冒険で鍛えたその他の魔法にはかなわない。逆に言えば、それまでの冒険で魔法を鍛えなければ、アルテマにも十分チャンスがあるということになる。まず、直接攻撃を中心に行い、魔法の熟練度があがらないようにする。もちろん、様々な武器を使いこなして、直接攻撃の熟練度があがらないようにすることも大切だ。
 指輪を捨てるために旅をする物語があるように、アルテマを文字通りの究極魔法に仕上げるための冒険があってもよいだろう。制作者の取りきれなかったゲームバランスを、あなたの手で見事に完成させてほしい。

ロトの子孫モード

 ロトの子孫モードとは、ドラクエ1の主人公のごとく、常に正面を向いて前向きに戦う男達のプレイスタイルである。すなわち、「正面を向くことのことのできるゲームで、常に前向きで敵を倒そう」というわけだ。

 いくつかゲーム名をあげて解説しよう。
 『ファミリーボクシング』『ゼルダの伝説』『クインティ』『ドルアーガの塔』の中では、『ファミリーボクシング』が難しそうだ。その他の3本は「自分の意思で主人公の向きを変える」のだが、『ファミリーボクシング』は「自分の意思でなくても」体の向きが変わってしまうのだ。
 ただ、逆にその難しさが燃えるんじゃないだろうか。横向きになったらクリンチやスウェーでかわしまくり、テレビ映りを意識するかのように、いつだって正面向きで殴り合う。ロトの子孫って究極のショーマンスタイルだったんやねえ。
 『クインティ』、『ゼルダ』、『ドルアーガ』は、“常に敵の上側に回り込む”プレイ感覚が面白そう。『ドルアーガ』は迷路がある分、他のゲームよりも手ごわいかな。グリーンスライムでさえも迷路の最上部にいたら倒せないしね。
 というわけで、2D見下ろしタイプで4方向に体の向きを変えることのできるゲームの主人公なら、ロトの血筋を無理やり引き継がせることができます。『エイリアンシンドローム』『いっき』『メタルギア』『奇々怪界』……夢は広がりますな。