「全ファミ。」ブログ編

勇者ああああ~ポパイの言葉あそび その2~

 自分で操作するキャラクターに、「あ」という名前をつけたことがあるだろうか。私には経験がある。『ウィザードリィ』のキャラクターメイキング時だ。ま、これは反則的な回答だから忘れてよい(じゃあ書くな)。
 普通のRPGで主人公やその仲間に名前をつけるとき、「あ」とか「あいう」とか「ああああ」とか、適当な名前をつける人はまずいない。そんな名前では感情移入もなにもあった話ではないからだ。たとえば、こんな台詞を考えてみよう。

「ここまでよくたどり着いたものだ。
 あよ、お前の勇気だけはほめてやろう」
→あよってなんだよ! あよひろしかよ! 

「私、ずっと前から、いのことが気になってたの…」
→いのことってなんだよ! いの一番なのかよ!

「……ううう」
→お前に飲ませる飲料水はねえ!

 とまあこんな具合に、大盛り上がりも感動シーンもライバルのかっこいい台詞も台無しになってしまう。
 だからこそ、キャラクターの名前に感情移入できない名前をつけることを薦めたい。ストーリーやキャラクターにプレイヤー自身が入り込みにくい状況を作るわけだ。すると面白いことに、ゲームへの関わりかたが主観から客観に変化していく。客観的になるから、ストーリーとゲーム内容のバランスが見えてくる。ストーリーラインが見えてくる。ゲーム制作者の狙いが見えてくる。ゲームの本質さえ見えてくるかもしれない。
 加えて、普通に遊んでいたときは想像もしなかったであろう、新しい楽しみが生まれてくる。「あ」だの「ああああ」だのという、人間の名前ですらないただの記号的存在な者たちが、世界征服を狙うボスを打ち倒したり、異性から愛情を抱かれる存在になったりするのだ。ボスにとっては屈辱以外のナニモノでもない。普通の戦闘に勝利するのとはわけが違う、異質な喜びを得られることだろう。
 また、自分好みの異性が、ただのイロモノ好きにしか見えなくなってくるのも愉快だ。ゲームに登場する異性が自分に向けてくる好意や愛情、さらにはプレイヤー自身の異性に対する想いが“ホンモノ”なのかを確かめる、一種のリトマス試験紙として使えそうだ。
 さらには、様々なゲームで「ああああ」を使い続けることで、「ああああ」という名前でゲームをしている自分自身が面白くなってくるだろう。こうなったらしめたもので、ゲームの質や内容に関わらず、ゲームを楽しむことができるようになっていくはずだ。
 勇者「ああああ」は、これまでに味わったことのない印象を与えてくれるだろう。名前が入力可能なゲームで、ぜひ一度「ああああ」を活躍させてほしい。

コメント

ああああ

では無いですが、私ドラクエやマザーは、全て名前を「ここここ」でやってましたよw
なんで「こ」なのか自分でもわかりません…(笑)

  • 2007/04/11(水) 03:32:38 |
  • URL |
  • ゆはた #rQhNRe0w
  • [ 編集]

ヨンコさんなんですね、おそらくはw

  • 2007/04/11(水) 23:22:05 |
  • URL |
  • 支部長 #-
  • [ 編集]

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