「全ファミ。」ブログ編

炎の闘球児 ドッジ弾平

 カードゲーム式ドッジボール。コロコロコミックで連載され、アニメにもなった同名マンガをゲーム化したもの。突如現れた謎のチームを追って、主人公弾平の所属する球川闘球部がライバルチームと闘っていくシナリオモードと、ライバルチームと自由に対戦できるフリープレイモードがある。
 試合開始前に、自チームのメンバーから内野4人・外野3人を決定する。試合では、点数カード・パスカード・ラインクロスカードが計7枚配られる。プレイヤーはこの中から、出す順に3枚を選択する。その後、自チームと対戦チームが、それぞれのカードを1枚ずつ出すことで攻防がアニメーションで展開し、3枚のカードを使い終わると、あらためてカードが補充される。カードの選択と攻防を繰り返し、対戦チームのメンバーを全て倒すか、10分の制限時間終了時に残り人数の多いチームが勝利する。
 点数カードは、試合展開の基本となるカードで、ボールを持っているキャラクターが対戦チームのメンバーを狙うときと、狙われた側がボールをキャッチするときとの判定に使われる。
 カードの点数に各キャラクターのショット(攻撃)力またはキャッチ(防御)力を足した合計が攻防に影響し、狙われたキャラクターの体力が減るか、キャッチして次のカードで反撃するか、などの結果が変わっていく。
 また、特定のキャラクターが点数の高いカードを使用すると、威力が大きい必殺ショットになって狙った相手に大ダメージを与えられる。パスカードは、自チームの強力なショットを持つキャラクターにボールをパスできるカードで、パスカードと点数カードとを組み合わせて使うことで効果を発揮する。互いのチームがパスカードを出していた場合、ボールをカットして奪い取る効果もある。ラインクロスカードは、キャラクターの通常・必殺ショットやパスを全て失敗させ、ボールの支配権を奪うカードで、自チームにボールがあるときに使った場合、対戦チームにボールが奪われてしまう。
 上記のカード3種類を、効果的なコンビネーションができるまで温存しつつ、自チームが不利にならないように試合を進め、コンビネーションができたところで、それを利用した威力の高いショットで相手メンバーを狙っていくことが、試合の中心となっている。
 この作品では、キャラクター自身が成長することなく、ゲームの進行にあわせて対戦チームの強力なメンバーを加入させることで、自チームを成長させるというシステムを採用している。
 それによって、ユーザーを刺激する強力なチームを登場させたり、ユーザーに対して強くなった感を与えたりすることができるようになった。その一方で、強いカードを出し続けるだけの試合展開になりやすい。というのも、ストーリーの終盤に近付くほど、より多くの強力なメンバーを出場させられ、カードを使ったコンビネーションの意味がすくなくなっていくからである。つまり、最終的には7人フルに出場させることができ、誰がショットしても必殺ショットになるため、キャラクターの使い分けもいらなくなるのだ。
 原作の個性的なキャラクターを活かしつつ、カードゲームとしての面白さを発揮するために
も、シナリオ面での工夫がほしかった。しかし、短い開発期間だったのか、全般的な調整も軽く済まされているようなところが見られ、惜しまれる。

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