「全ファミ。」ブログ編

○○タクティクスってつければ、何でも戦略SLGになるんじゃね?

というわけで考えてみた。

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・ドラゴンクエストタクティクス
 ドラゴンクエストに登場した敵味方が入り乱れての大乱戦! ムーンブルク王国vsラダトーム王国、天空の住人vs竜王軍などなど、夢の対決が楽しめるぞ! ディープなドラクエマニアは、バラモスを選んで彼と一緒に苦難の道を歩こう!

・ロマンシングサガ2タクティクス
 スクウェアエニックスがやってしまった! なんとロマンシングサガの『2』をタクティクス化だ! それぞれの国の皇帝や支配者になって、世界を統一する戦いに挑もう! タクティクスでひらめくのは技だけじゃない! 陣形も戦略もすべてひらめいていくぞ! 

・どきどき魔女神判タクティクス
 主人公と魔女との1対1の戦いがタクティクス化! くんずほぐれつのタッチ合戦が繰り広げられるぞ! あまり代わり映えがしないと言っているキミ! HPを0にしてからタッチすると……、心の底からどきどきだ! さぁ、みんなでどきタクしようぜ!

・428タクティクス
 早くも最新作の続編が登場だ! 戦いの鍵になるのは勝利ではない。様々な地形に置かれた「ストーリーの元」を拾うのだ。これによって異なるストーリーを戦略的に作っていくことが可能だ。もちろん敵が奪ってしまうこともあるぞ! また、うまくストーリーを拾うことで、「街」のキャラクターもユニットで使用可能になるらしい?!

・バンゲリングベイタクティクス
 ハドソーン! みんなが叫んだバンゲリングベイがXBOX360で復活だ! もちろんヘリコプター側も基地側も両方とも操作可能だ! なんと、空母も自分で操ることができるようになったぞ。臨場感たっぷりのリアルタイムストラテジーシミュレーションを楽しもう! 初代ファンには感涙モノの「魔のバミューダトライアングル」も入っているぞ!

・ときめきメモリアルタクティクス
 なんてこと! あのときめきメモリアルがタクティクス化だ! 主人公はもちろん、閣下こと紐緒結奈! 巨大ロボとしもべ達を操り、「世界制服」……世界中をきらめき高校の制服で埋め尽くさんとする藤崎詩織の野望に立ち向かおう! 伝説の木をめぐる勢力争いも注目だ!

・アンジェリークタクティクス
 エキサイティング! 『アンジェリーク』が三国志の世界へ殴りこみ!! 守護聖達の力を借りて、中原を統一していこう! 『遙かなる時空の中で』シリーズからの参戦もあるとの噂だが!?

・メタルギアソリッドタクティクス
 ワーオ! ついにメタルギアソリッドがタクティクス化したぞ! FOXHOUNDはもちろん、ザンジバーランドやOUTER HEAVEN、OUTER HAVEN、愛国者達などの敵組織も操作可能になったんだ! ソリッドの隠れるは健在だが、敵の見つける能力も格段にアップしているぞ! これはもう、戦争を超えた!

・スペランカータクティクス
 な、なんだってー!? みんなのスペランカーでノリノリのアイレムが、何とスペランカーをタクティクス化しちゃったぞ! 追って続報を待て!

・パックマンタクティクス
ファンタスティック! あのパックマンが待望のタクティクス化だ! このタクティクスはパックマンやモンスターが操作できるだけじゃない! なんと、フルーツやパワーエサ、迷路でさえも操作可能なのだ! 逃げるパワーエサに道をふさぐ迷路という、従来にはなかった全く新しいパックマンの世界が楽しめるぞ!

・逆転裁判タクティクス
待った! 逆転検事で盛り上がる逆転シリーズに、また新しい仲間が加わったぞ! なんとオドロキのタクティクス化だ! 弁護士、検事だけでなく、被告や裁判長、傍聴人までユニットととして扱えるんだ! 隠しユニットとして、守衛まで操作が可能になるらしい?! これはもう、異議なし! で決まりだね!

「どきどきすいこでん」を遊んでみた

 どきどきすいこでんは、アイレム恒例のエイプリルフールネタでアップされたフィクション企画。攻略可能なヒロインが108人という前代未聞の恋愛SLGという触れ込みで、よくもまあ108人分も設定を考えたものだ……と、笑いながらも感心した覚えがある。
 それを本当に作ってしまうのが、アイレムのすごいところ。まあ、もう1つのエイプリルフールネタだったみんなでスペランカーが配信される時点で、もしかしたらという思いはあったけれども。セガが何となく落ち着いてしまった印象のある昨今、おバカな方向でのゲームを期待できるのはアイレムだけなのかもしれない。
 肝心のゲーム内容に入ろう。何しろ攻略対象は108人。1人あたりのクリアまでに要する時間はせいぜい30分程度だ。しかし、すごいことに、各ヒロインごとに3つのエンディングを用意しているのだ。 どれだけ遊ばせてくれるんだアイレム! しかし、ここでアイレムは面白い仕掛けを用意していた。3つのエンディングのうち、グッドエンディングとバッドエンディングはわかる。が、もう1つのエンディングも「バッド」。ノーマルエンディングが存在しないのだ。2大ゲームシステムとうたわれている“愛の大波動”と“ラブドース”の2システムに失敗すると、別のバッドエンディングになってしまうのである。しかも、そのバッドさは並大抵ではない。ネタバレを防ぐため詳細は書かないが、恋愛SLGとは思えない、人の生き死にに踏み込んだものさえ出てくるのだ。気軽に遊び始めた人は衝撃さえ受けるだろう。
 しかし、それは不思議と悲しいものにならない。生き死にが軽いのではない。そこには、「人は如何に生き、如何に死ぬか」という力強いメッセージさえもが感じられる。おそらくは、北方水滸伝の影響だろう。「どきどきすいこでん」は、ただの人数あわせで108人になったのではない。恋愛SLGでありながら、水滸伝の精神までもを組み込んだのだ。これはアイレムだからこそ許される荒技である。仮にコナミが『幻想水滸伝』シリーズでこれをやってしまったら、大批判の嵐が巻き起こることだろう。
 本作は、いうなれば「ウソから出たマコト」だ。しかし、だからこそ、強い意志を持って“水滸伝”を組み込んだのだろう。108人もヒロインがいれば、「ステレオタイプばっかり」、「どっかで見たようなストーリー」という批判が巻き起こっても不思議はない。だが、そこに北方水滸伝の精神を組み込むことで、そういった批判を封じ込めつつ、ここにしかない「どきどき」を作り出すことに成功したのである。
 そう、タイトルの「どきどき」は、単なる「ときめき」の亜流ではない。恋愛SLGには味わえない、ほんもののドキドキがここにあるのだ。もちろん、“愛の大波動”と“ラブドース”システムが成功したときの、マシンガンのような告白トークも爆笑モノである。そして、サブタイトルの「ふりむいて1わたしがいるよ……」の意味が分かった時、あなたは涙を流すことだろう。
 ウソから出たマコトの素晴らしさ、ぜひみなさんにも味わってほしいものだ。

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ゲーム歴史if

もし『バンゲリングベイ』の操作方法が十字キーと合致していたら
もし光の勇者が竹やりでゾーマを倒してしまったとしたら
もしソニーが任天堂と一緒にプレイステーションを作っていたら
ファイナルファンタジーが文字通り“ファイナル”だったとしたら

もしソニーが任天堂と一緒にプレイステーションを作っていたら

 かつて、ソニーは任天堂と共にスーパーファミコン用CD-ROMを開発していた。この話はウィキペディアに詳しい。そこで、この計画がポシャらず、そのまま進んでいった歴史ifを考えてみよう。

【並び立つ次世代3ハード】
 ソニーと任天堂とで共同開発されたプレイステーションは、当初の計画通りスーパーファミコン用の拡張CD-ROMとして発売された。当初、業界およびゲームファンの間では「PCエンジンCD-ROMの後追いか?」「声が出るだけなんだろ?」「マリオがアニメになったってしょうがないじゃん」などと冷ややかな見方が大勢を占めていた。しかし、プレイステーションによって可能となった3Dポリゴン処理で作られた「スーパーマリオPS」(!)が、その見方を覆す。
 「マリオの世界って立体にするとこうなってたんだ!」
 「カクカクしてるのに違和感ねーじゃん」
 「TAMA転がしてるだけなのにおもしれー!」
 任天堂はポリゴンの角張りを巧みにドット風味に表現していたのだ。これにより、スーパーファミコンのドット絵に慣れ親しんだ層は安心感を得ることができ、スムーズに3Dポリゴンの世界へ入り込むことができたのである。
 一方、ソニーは任天堂のセカンドハウスとして、3Dポリゴンを生かしたゲームを数多く開発していった(なお、販売はSMCであるが、開発を担当したのは『田代まさしのプリンセスがいっぱい』で有名なEPICソニーである)。これにより、ソニーはソフトウェア開発力に磨きをかけていくことになる。
 一方、任天堂とソニーの連合軍に対抗すべく、NECは松下電器と組んでPC-3DOを発表する。元々、松下電器が携わっていた規格にNECとハドソンが乗った形である。「三つ集まってDOすんの?」という冷やかしの声もあったものの、PCエンジンのコア構想がようやく形になるところまで到達したのだ。後のテレビCMで「DoDoDo!」を連呼したのは、コア構想の願いを込めてのものと言われている。
 さて、最後に残ったセガであるが、連合軍に組することなく、単独で新ハードを開発することを発表する。その名はセガジュピター。雄々しさ、雄大さをイメージしたそのハードは、スプライト機能と3Dポリゴン機能の双方のよさを残していた。比率にすると2対8である。当初は変形スプライト機能を強化する方針で開発が進められていたが、スーファミ用プレイステーションの3Dポリゴン処理能力に対抗すべく、ポリゴン処理を強化する方向に転換したのである。これが後に大きな意味を持つことになる。

【両雄、並び立たず。そして……】
 順風満帆に見えたスーファミ用プレイステーションだが、泣き所もあった。任天堂の製品であるにも関わらず、故障が頻発したのだ。実を言えば、任天堂は当初からCD-ROMに懐疑的であった。CDの読取装置やCDそのものの寿命の短さを疑問視していたのである。また、ソニーと任天堂との間で、「スーパーファミコンの次」を担うハードの考えかたが大きく異なっていたことも原因であった。そのため、スーファミ用CD-ROMであるプレイステーションは、わずか2年でその役目を終えることになった。任天堂は再びハードを単独開発する道を選び、ソニーもまた、自社でのゲームハード開発を進めることになったのである。
 これに困ったのはスクウェアだった。開発中の『FFVII』を発売するハードがなくなってしまったのだ。任天堂かソニーの新ハードを待つか、それとも……。そして、スクウェアは1つの決断をする。『FFVII』をセガジュピターで発売することを発表したのだ。セガハードへのまさかの移籍劇は、セガジュピターのポリゴン処理能力を買ってのものだった。人気絶頂のスクウェアを自陣営に引き込むことで、任天堂の後塵を配し続けていたセガが、初めてゲームハード戦争に勝利したのである。
 しかし、任天堂とソニーの新ゲームハードの発売はついそこまできていた。セガがこのまま突っ走るのか、PC- 3DOに逆転の秘策はあるのか……。過去に4種類のゲームハードが同時に並立していた歴史はほとんどない。どこが勝利を収めるのか、次世代機戦争から今後も目が離せない。

もし光の勇者が竹やりでゾーマを倒してしまったとしたら

 ロトの剣はなぜ「剣」なのか? 
 理由は明快だ。『ドラゴンクエストIII』で、後にロトと呼ばれる“光の勇者”の使っていた武器が「剣」だったからである。
 もしも光の勇者が槍使いで、ゾーマを倒したときの武器が槍だったとしたら、ロトの剣ではなく「ロトの槍」と呼ばれていたはずだ。では仮に、光の勇者が金属アレルギーだったらどうだろうか。この場合、光の勇者の使える武器は竹やりかこんぼう、もしくはひのきの棒といった非金属製品になる。もちろん、防具も非金属のものしか扱えないだろう。ひのきの棒や軽い防具から連想されるのは魔法使いである。ひのきの棒使いである光の勇者は、「戦士+魔法使い」タイプではなく、純粋な魔法使いタイプになっていただろう。となると、光の勇者は魔法をメインにしてゾーマを倒すはずだ。この場合、光の勇者の子孫たちは、魔法使いとしての教育を受けて育ち、アレフガルドではゾーマを倒した“魔法”に重きをおいた伝承がなされていくことになる。かくして、ひのきの棒が“ゾーマを倒した武器=ロトの棒”として後世に残る可能性は低い。また、『ドラゴンクエスト』も魔法使いが主人公になり、RPGの主流にはなりえなかっただろう。
 問題は、光の勇者が竹やりやこんぼうでゾーマを倒してしまった場合だ。この場合、光の勇者が使っていた竹やりやこんぼうに、“ゾーマを倒した武器”としての価値が発生する。結果として、ただの竹やりが、「ロトの竹やり」「ロトのこんぼう」などとして後世に伝わってしまうおそれがあるのだ。
 苦しい旅路の果てに手に入れた“最強の武器”が、ただの竹やりだったら…。絶句である。『ドラゴンクエスト』を遊んだユーザーからは総スカンをくらい、『ドラゴンクエスト』がシリーズ化される可能性はそこでついえただろう。『ドラゴンクエスト』の対抗馬として『FF』が登場することもなかったはずだ。RPGの歴史はそこで潰えてしまい、『スーマリ&ドラクエ』の二大タイトルが牽引していたファミコンブームも盛り上がらなかったに違いない。
 RPGファンは、光の勇者が剣を使えたことに感謝しつつ、しょぼい武器でラスボスを倒すことのないよう、細心の注意を払ってゲームを進めてほしいものだ。何がきっかけでゲームの歴史が動くのか、誰にもわからないのだから。

ファイナルファンタジーが文字通り“ファイナル”だったとしたら

 『ファイナルファンタジー』は、「売れなかったら1作で終了しよう」という理由で“ファイナル”と名付けられた。しかし、売り上げがよかったことから続編が制作され、「ファイナルは究極という意味ですよ」ということになったのは、みなさんもよくご存知だろう。では、もし仮に『ファイナルファンタジー』が本当に最後だったとしたら……。つまり、II以降が出なかったらどうだったのだろうか。
 『ファイナルファンタジー』を作る前、スクウェアは中堅どころのメーカーだった。パソコンでは評価が高かったものの、ファミコンではあまり売れなかった『テグザー』。キャッチコピーはかっこよかった『キングスナイト』。どこかで見たような『とびだせ大作戦』に『ハイウェイスター』『ディープダンジョン』……。そんなゲームばかりである。『ファイナルファンタジー』がヒットしなければ、ゲーム業界から撤退していたか、中堅どころのメーカーで終わっていたことだろう。当然のことながら、ファミコンやスーファミの全盛期を支えることもなく、PS陣営への移籍もなければ、映画版のFFもエニックスとの合併もありえなかったことになる。
 特にPS陣営に与える影響はかなりのものだろう。次世代機の趨勢を決めた移籍劇がないため、セガサターンとの決着も容易でなかったはずだ。もちろん、セガの命運も変わることになる。ドリームキャストの投入時期も意味合いも変化し、湯川専務が常務になることもなかったかもしれない。元々がマイナーな後藤喜男に至っては、表舞台に立つことすらなかったことだろう。
 では、さかのぼってファミコン時代での影響はどうだっただろうか。『ファイナルファンタジー』は、『ドラゴンクエスト』のヒットを受けて作られたものだ。その後、それらのシリーズが競いあうように続いていく中で、二大RPGという位置付けをされるようになっていく。だから、『ファイナルファンタジー』が文字通りファイナルになれば、ファミコンもさほど盛り上がることはなかったかもしれない。ファミコンRPGの“進化”も遅れただろう。しかし、『ファイナルファンタジー』が潰えたとしても、どこか違うメーカーが他社と切磋琢磨しながら、『ドラゴンクエスト』の対抗軸となるゲーム……、“ネクストファンタジー”を作り上げていたのではないだろうか。そこに歴史の必然を感じるのは、『ファイナルファンタジー』の存在の大きさゆえなのかもしれない。




……ただ、ちょっと略しにくいよね。ネクファン。


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もし『バンゲリングベイ』の操作方法が十字キーと合致していたら
もし光の勇者が竹やりでゾーマを倒してしまったとしたら
もしソニーが任天堂と一緒にプレイステーションを作っていたら
ファイナルファンタジーが文字通り“ファイナル”だったとしたら